現役中古せどらーのしょーぺーです!
「中古せどりで、実際にどんな商品を仕入れているんですか?」という質問をよくもらいます。
利益商品そのものを知りたい気持ちは、すごく分かります。私も始めたばかりの頃は、商品名を覚えれば同じように仕入れられると思っていました。
ただね、中古品は同じ型番でも状態、付属品、値段が違います。昨日まで売れていた価格で、今日も売れるとは限りません。
なので、この記事では「この商品が利益商品です」という答えだけを書くつもりはありません。
実際に店舗で見つけた3商品を使って、私がどこで迷って、なぜ仕入れたのか。逆に、数字がよく見えるのに、なぜ見送ったのかまで書きます。
先に結論を言うと、利益率が一番高い商品を仕入れたわけではありません。
利益率35%の商品は仕入れ、42%の商品は見送り、55%の商品はその場で判断を保留しました。
この違いが分かると、店舗で商品を見つけたときに「利益が出るか」だけでなく、「本当に買っていいか」まで考えられるようになると思います。
なお、以下は2026年7月に確認した個別事例です。販売価格、出品者数、手数料、販売履歴は変わります。現在も同じ利益が出ることを保証するものではありません。
利益商品は、利益率だけでは決まりません。私は回転、利益額、状態、出品者数、コンディション、値下げ余地をまとめて見ます。
利益率が低くても回転が速く絶対利益が取れるなら仕入れ、高くても売れる根拠が弱ければ見送ります。
判断に迷った商品は、無理に仕入れるか見送るかを二択にしません。保留して期間を広げる、他の販売実績を見る、人によって判断が変わる条件を整理する。その過程に再現性があります。

利益商品は、商品名だけ覚えても再現できない
中古せどりを始めると、「過去に利益が出た商品リスト」が欲しくなる人も多いと思います。
もちろん、どんなジャンルやメーカーに利益商品があるのかを知る材料にはなります。
ただ、商品名だけ持って店舗へ行っても、同じ金額で仕入れられるとは限りません。状態が悪いかもしれないですし、付属品が欠けているかもしれません。
もっと言えば、過去に10,000円で売れた商品が、今は6,000円でも動かないこともあります。
じゃあ、何を見るのか?
私は、仕入れ値と販売価格を見たあとに、実際にその価格で売れた履歴があるか、どれぐらいの間隔で売れているかを確認します。
そこで根拠が弱ければ、Amazonだけで答えを出さず、メルカリなど別の販路も見ます。
数字上の利益は入口です。最終的には、利益額、回転、データの新しさ、売る場所まで含めて判断します。
仕入れた商品|Ankerのモバイルバッテリー
最初は、Anker Prime Power Bankのモバイルバッテリーです。
仕入れ値は5,800円。中古で11,800円の販売を想定すると、FBAへ入れても4,000円以上の利益が残り、利益率は約35%という計算でした。
利益率だけを見ると、ものすごく高い商品ではありません。
ただ、Keepaを見ると、中古で11,000円〜12,000円前後の販売履歴がありました。新品価格は上下を繰り返していますが、新品価格が上がっている時期には、中古もしっかり動いています。
ここで私が見たのは、11,800円という現在価格ではなく、その価格帯で実際に売れた履歴と、波形が継続して動いているかです。
販売価格の根拠があり、商品回転も読みやすい。利益額も4,000円以上残る。
この条件なら、私は仕入れます。
もちろん、モバイルバッテリーなので、外観だけを見て終わりではありません。膨張、発熱、充電、出力、バッテリー状態、出品・配送条件まで確認する必要があります。
同じ型番なら何でも仕入れるのではなく、商品の状態まで含めて「今回の個体ならいける」と判断しています。
見送った商品|利益率42%のONKYOスピーカー
次は、ONKYO D-102EXというスピーカーです。
仕入れ値は2,200円。6,480円で販売できれば、FBAの利益は約2,700円、利益率は約42%になります。
数字だけ見ると、Ankerより利益率が高いですよね。
一度は「仕入れてもいいかな」と思う数字です。
ただ、Keepaの1年間の波形を見ると、売れた動きは4回ほどしかありませんでした。1月から2月の間でも、6,000円〜7,000円くらいで売れるまでに約2か月かかっています。
直近で動いた価格も、だいたい6,280円です。
2,200円の仕入れで2,700円の利益を取るために、2か月近く資金と保管場所を使う。
個人的には、そこまでして優先して買う商品ではないと考えました。
ただし、これが550円仕入れなら話は変わります。資金負担が小さいので、多少回転が遅くても仕入れる選択肢はあります。
また、5,800円や6,180円なら短期間で売れるという根拠が強ければ、それも判断材料になります。
つまり、「ONKYO D-102EXは仕入れない商品」という話ではありません。
今回の仕入れ値、今回の利益額、今回の回転を合わせた結果、私は見送ったということです。

判断を保留した商品|DENONのサブウーファー
3つ目は、DENON DSW-5Lというサブウーファーです。
仕入れ値は2,200円。Amazonで9,800円で販売できれば、利益は約5,400円残ります。
数字だけなら、今回の3商品の中でかなり魅力があります。
ただ、Keepaの年間・全期間データを見ると、9,800円で売れた新しい記録が2022年でした。
さすがに、これだけで「今も9,800円で売れる」と判断するのは根拠が弱いです。
じゃあ、見送るのか?
私は、この時点では保留にしました。Amazonでデータが少ないだけかもしれないので、メルカリの売り切れ履歴も確認したからです。
メルカリでは、同じカラーが直近で9,000円、8,780円で売れており、過去には10,000円での販売履歴もありました。
これを見る限り、需要がない商品ではありません。
ただ、Amazonでの回転が読みづらいことは変わりません。そのため、Amazonへ9,800円で出品しながら、同価格帯でメルカリにも出すという売り方が候補になります。
併売する場合は、片方で売れたら、もう片方の在庫をすぐ止めなければいけません。管理ができないなら、無理に併売しない方がいいと思います。
この商品は「仕入れる」「見送る」の二択ではなく、販路まで確認してから決める商品でした。
3商品を並べると、利益率だけでは決められない
| 商品 | 仕入れ値 | 販売想定 | 見込み利益・利益率 | しょーぺーの判断 |
|---|---|---|---|---|
| Anker モバイルバッテリー | 5,800円 | 11,800円 | 4,000円以上・約35% | 販売履歴と回転を確認できたため仕入れ |
| ONKYO D-102EX | 2,200円 | 6,480円 | 約2,700円・約42% | 利益額に対して回転が遅いため見送り |
| DENON DSW-5L | 2,200円 | 9,800円 | 約5,400円・約55% | Amazonの根拠が弱いため保留。他販路も確認 |
この表で一番見てほしいのは、利益率の順番と仕入れ判断が一致していないことです。
一番利益率が低いAnkerは仕入れました。一方で、利益率42%のONKYOは見送っています。
利益率が最も高いDENONも、その場で即決していません。
利益率が高い=良い仕入れではないということです。
数字上の利益が取れていても、売れなければ利益にはなりません。逆に、利益率が少し低くても短期間で繰り返し売れるなら、資金を回しやすい商品です。
せどりの利益率の計算方法や、送料・手数料をどこまで含めるかは、せどりの利益率は何%?計算方法と仕入れ判断で詳しく説明しています。

Keepaのデータが少ないとき、私はこう見ます
Keepaに販売履歴がほとんどないと、「売れない商品」と決めてしまう人もいます。
ただ、Amazonに中古出品がなかっただけかもしれません。価格が高すぎて動かなかった可能性もあります。
しょーぺーの場合は、まず3か月、1年、全期間へ表示を切り替えます。中古価格と出品者数も分けて見ます。
それでも判断できなければ、メルカリやヤフオクの売り切れ履歴を確認します。
ここで大切なのは、現在出品されている金額ではなく、実際に売れた金額を見ることです。
販売日が新しいか。同じ型番か。色や付属品、状態は近いか。
大型商品なら送料と保管期間も計算します。
それでも根拠が弱い商品は、私は保留か見送りにします。
分からない商品を無理に買わないことも、仕入れ判断です。
Keepaで中古価格と売れ行きを確認する具体的な流れは、Keepaを使った中古せどりリサーチにまとめています。
店舗で同じ判断をするために見る順番
店舗で商品を見つけたら、私はざっくり次の順番で確認します。
- 仕入れ値と、同じ型番・近い状態の販売価格を見る
- その価格で実際に売れた履歴があるか確認する
- 直近1年で何回売れているか、売れるまでの期間を見る
- 手数料、送料、検品、欠品補充を含めて利益額を計算する
- Amazonだけで根拠が弱ければ、別販路の成約も見る
- 利益額と回転が釣り合わなければ、保留または見送る
全部を完璧に予測することはできません。
ただ、現在価格だけを見て買うより、実際に売れた価格と回転まで確認した方が失敗は減ります。
店舗で商品を見る目線や、リサーチと相場確認を分ける考え方は、中古せどりのリサーチ方法も参考にしてください。
3つの判断を次の仕入れへつなげる記録方法
仕入れた商品名ではなく、仕入れ・見送り・保留を分けた理由を1文で残してください。
Ankerは販売価格と回転の根拠があり、利益額も残るため仕入れました。ONKYOは利益率だけなら悪くありませんが、利益額と回転が釣り合わないため見送りました。DENONはAmazonだけでは根拠が弱く、別販路の成約まで確認して保留から条件付きの候補へ変えています。
このように、価格、利益額、回転、出品者、状態、販売先のどこが決め手になったかを書きます。次に似た商品を見つけたとき、商品名が違っても同じ判断軸を使えます。
仕入れた結果だけを集めると、成功した商品の暗記になります。見送った理由と、どの条件が変われば仕入れるのかまで残すことで、自分の判断基準になります。

まとめ|利益商品ではなく、判断した理由を覚える
中古せどりで利益商品を見つけると、その商品名を覚えたくなります。
ただ、商品名だけでは次の仕入れに応用できません。
なぜその価格で売れると考えたのか。1年で何回売れていたのか。利益額に対して、どれぐらい資金を止めるのか。
そこまで説明できて、初めて仕入れ判断になると思います。
今回の3商品でも、利益率が高い順に仕入れたわけではありません。
Ankerは販売価格と回転の根拠があったから仕入れました。ONKYOは数字上の利益は出ても、利益額と回転が釣り合わないため見送りました。DENONはAmazonだけでは判断できず、他販路まで確認しています。
仕入れた商品だけではなく、見送った商品と保留した商品も記録してみてください。
個人的には、利益商品リストを増やすより、「なぜ買ったか」「なぜ買わなかったか」を自分の言葉で残した方が、別の商品にも応用しやすいと思います。
中古せどりを一から進めたい人は、中古せどりの基本まとめから全体の流れを確認してください。

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